あつ森(新しい島)
水上飛行機に乗り およそ1週間の長旅だったが、どうやら島へ着くようだ。
飛行機から見た景色は整地された場所にテントが張ってあり、島の一角には小さな飛行場が設置されてあった。
初めて着いた島は風か強く、少し肌寒かった。
2匹の案内で広場へ到着すると、社長である たぬきちが待っていた。
たぬきちはたぬきの親分らしく、ぷっくりしたお腹が特徴のたぬきだ。
「ボクは この無人島移住 パッケージを企画した たぬき開発の社長 たぬきちと申しますだなも!」
説明が終わると、テントをもらった。
この島がどのくらいの広さかは分からないが、テントを張る場所を探すことにした。
来る前はこの島に期待もあったが、
この無人島、見渡すかぎり雑草に覆われていて、ところ所に木が生えているだけだ。
改めて、私はとんでもない島へ来てしまったんだなと不安になった。
ただ、これだけ歩き回っても魔物に出会わなかったので、魔の島では無いんだと思う。
だからといってここが安全という訳ではないが、ひとまず安心だろう。
しばらく島中を歩き回り テントの張る場所を決めた。
テントを張る場所はどこでも良いわけではない。
生活する上で、水辺の近くは必須だろう。
この島は、周りは海で囲まれているのだが、
島にはため池もあり、渡ることは出来ないが川も見つける事が出来た。
その川の近くで、滝の見える景色の良い場所にテントを張ることに決めた。
テントを貼り、広場へ戻ると
まだ、一緒に移住してきた人達が戻ってないと言われ、見てくるように言われた。
今回の企画で一緒にこの島へやってきた住民は二名、いまだに話した事は無い。
二人はどこにいるのだろうか