あつ森(厳つい男性と美人女性)

さて、たぬきちに言われて二人を探していると、

木の根元で悩んでいる男を発見した。

 

同じ飛行機で来た、厳つい顔の獣人族の男だ。

私は話したこともない、その男に恐る恐る声をかけた。

 

「こんにちは」

 

「う~ん

自分のカンを信じてここにするか、

別のトコに・・・」

 

やはり悩んでいるらしい

 

勘は大事だ!

その場所をオススメすると、迷いが吹っ切れたらしいく、いそいそとテントを張った。

 

しかも大した事も言ってないのに

ご丁寧に、お礼まで言われた。

 

世の中、相手にお礼を言える人は少ないのに、礼儀正しく  見た目に似合わず、素晴らしい男なのかもしれない。

 

同じ島に住む予定の民としては、合格だなと

1人私はほくそ笑んだ。

 

その男は、テントを貼ると広場へ戻って行った。

綺麗な毛並みと、歩くと動くしっぽがちょっとかわいい。

 

二人目は赤い服を着ている、美人女性だった。

彼女は目にマスクを付けいている為、表情が分かりにくい

 

彼女は砂浜にテントを張っていた。

浜に貝殻が落ちているのを見ると、この島では貝が採れるんだろう。

 

広場へ戻ると全員のテントの設置が完了していた。

 

いよいよここでの生活が始まるのだ。

朝早く島へ着いたと思ったけれど、すでに夕方になっていた。

 

テントを張る場所を決めるのに、改めて時間がかかったのだなと思った。

 


f:id:arekoso:20200916101346j:image


f:id:arekoso:20200916094859j:image