あつ森(キャンプファイヤー)

「みなさん  おかえりだなも」

 

テントを張り終わり広場へ戻ると、広場には薪が用意してもらってあった。

今夜は親睦も兼ねてキャンプファイヤーをしてくれるらしい。

 

わたしは、たぬきちと一緒に木の枝を集める事になった。

 

その間にたぬきちは、島の木になっている見た目がオレンジの実が食べれるかを調べてくれるらしい。

 

木の枝を集めて戻ると、たぬきちはめっちゃ喜んでくれた。


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そして

ドヤ顔で言った。

 

「島の木になっている実は、

オレンジに見えたあの実は・・・

正真正銘、紛れもない  オレンジだということが  わかっただなも!」

 

 

やはりオレンジだった。

 

オレンジは食べれる事が分かったのでみんなで食べてみた。

見た目も香りもオレンジで、勧められて食べてみたら、味もオレンジだった。

新鮮だからか、食べたらとてもみずみずしく力がみなぎる感じがした。

 

まだ、広場の準備が出来てなかったから、私はオレンジを収穫して来る事にした。

木を揺すると簡単にオレンジの実は落ちてきた。

 

みんなの分の

オレンジを収穫して広場へ戻ると、キャンプファイヤーが組まれていた。

キャンプファイヤーは、崩れやすく下の薪は水に濡らして燃えにくくするのがポイントらしい。

 

 

 

「さてさて・・・」

そういうとたぬきちはおもむろに、キャンプファイヤーに点火した。

赤々と燃える炎はとても幻想的だった。

 

今回のこの、無人島移住パッケージは、たぬきちの一世一代の新ビジネスらしいと説明があった。

 

企画した当初は、もう少し人が集まる予定だったらしいが、思っていたほど人数が少ないと残念そうに教えてくれた。

 

せっかくなので、集まった住民で島の名前を付けることになった。

 

無人島とずっと言う訳ではないし、やはり名前は必要だろう。

 

島の名前は全員一致でバルコ島になった。

そして、

重要な決定を相談する島民代表に私が選ばれた。

 

やはり、島を発展する為には代表がいた方がいいんだろう。

 

この島の島主として頑張ろうと心に誓った。

 

 

すっかり遅くなったけれど、島の発展を祝い

乾杯をする事になった。

 

乾杯の飲み物は私が撮って来たオレンジをたぬきちがフレッシュジュースにしてくれた物だった。

 

「かんぱーい」

 

 

満天の星空の下、パチパチと燃える炎を見ていると、今日一日を思い出された。

 

今日初めてあった人達だったけれど、ひとつの炎を一緒に囲んでいると、以前から友達だったかもと思える不思議な感覚になった。

少し疲れたけれど、とても満足出来る一日だった。

 

たぬきちが支給してくれる簡易ベッドをもらってそろそろ寝ることにしよう。

 


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今日は楽しかったな。

おやすみなさい。