あつ森(魚つり)
そーと、そーと
私は魚影に近づき、竿をふった。
しばらく糸を垂らして水面を見つめていると、コツコツと当たりがきた。
「やー」
さおを引き上げると、ミノカサゴが引っかかっていた。
針に毒があるらしい。
他の魚を釣るために、海辺を歩いていると、
川の下降口に大きな影を見つけた。
釣り糸を垂らして釣り上げたら、大きな
サケだった。
めっちゃ嬉しい。これは食べれる。
早速食べるために料理してみようと思う。
大きいから、保存も出来だろう。
さっそく、たぬきちの所へいって見よう。
私は、魚を収納ボックスに入れるとたぬきちのいる案内所へ走って行った。
案内所のたぬきちに包丁を借りて、サケを捌いた。
そして、テントの前にあるキャンプファイヤーを使わせて貰うことにした。
これで火の確保は問題がない。
後は焼くだけ
焼いていると脂が滴ってきて、美味しそうな香りがしてきた。
その香りにつられてか、黄色い毛並みのトラ男がやってきた。
「食べますか?」
と私が勧めると、喜んで寄ってきた。
彼は、サケの頭が美味しいと言って、さけの頭を骨ごと食べていた。
サケは香ばしく、すごく美味しい。
案内所の前で二人でサケをつまんでいると、島中の皆が集まってきた。
と言っても島民3人、たぬき商人3人だけど
たぬきちは
「サケには酒だなも」と言って酒を持ってきてくれた。
みんなでサケをつまみつつ、話していると
あっという間に夜になった。
あんなに大きいサケだったけど骨まで皆の胃袋に吸い込まれていった。
皆が喜んでくれたら、いいかな
明日も釣りを頑張ろう。と1人私は誓った。