あつ森(案内所)
案内所が新しくなった。
そして、新しい島民のしずえさんからの挨拶があった。
「はじめましてしずえと申します。」
彼女は黄色い毛並みをしていて、頭上の毛を赤いリボンで結んでいてとてもオシャレだ。
これからは、朝の放送は彼女の担当になるらしい。
たぬきちも、しずえさんのために頑張ったのだろう。
「広場もキレイに つくり変えたんだも!」
とドヤ顔で教えてくれた。
島の発展がますます楽しみだ。
そして、レイジさんがかぼちゃの苗を売りに来ていた。
10月になったから、島でハロウィンが始まるのだ。
さっそく、私はレイジさんからかぼちゃの苗を買って植えることにした。
場所は、橋を渡った所にした。
そこは、以前橋を作ったことにより、来ることが出来るようにはなってはいたが、未だ発展はしていない。
飛行場 周辺の発展した場所とは違うけれど、のんびりとかぼちゃを育てるのには良い場所だと思う。
その場所は南北にズドーンと海岸も広がっていて、海に面して桟橋がかかっている。
ここらに屋台を建てて、かぼちゃを育てつつ。
島の特産のオレンジや塩を売って収入を得ようと考えている。
飛行場からこの桟橋まで来るのには、少し距離がある。
私の家はだいたいその真ん中ぐらいにあるので、休憩所にする事に決めた。
机と椅子が置いてあるだけだけど、島民で集まったり 、島へ遊びに来てくれた人と雑談をするために活用してもらえるといいな。
あつ森(仕立て屋)
今日は案内所がお休みだ。
なぜなら
工事の為にたぬきちが、バタバタしていそがしいからだ。
今はどのような案内所になるのかは、分からないけれど、工事現場をみたかんじは、
とても立派な案内所が出来そうだ。
そして、きぬよさんが来てくれた。
お話しをすると、お店を構えるための場所を探して欲しいと言われた。
「もちろん、任せてね」
と私は胸をはった。
場所は、飛行場を北へ真っ直ぐにすすんだ場所に決めてあった。
服の買い出しに行くにも、飛行場から近い方が良いと思ったからだ。
さっそく、昨日購入したレシピを覚えて、石の柵を作ってみた。
そして、仕立て屋を設置して、その周りに柵を建てた。
思ったよりも簡単に柵は建てることが出来た。
なぜ、柵を建てたかと言うと、女性二人で生活をすると聞いてたからだ。
安全のためにも仕立て屋の周りは、柵があった方が良いだろう。
そして、道沿いに島の高台に咲いていた 赤い バラの花を植えてみた。
きっと彼女達も、気に入ってくれると思う。
また、庭を広くしてみた。
この広さなら、庭でお茶を楽しんだり
畑を作ったりも出来る。
晴れた日には、機織りをするのにも十分なスペースがとれると思う。
気に入ってくれると良いなぁ。
彼女達には、引っ越しのお祝いに机と椅子をプレゼントしようと思う。
あつ森(キャンディ)
朝起きたら、たぬきちから放送があった。
仮設テントから、建物に立て替えるそうだ。
案内所が新しくなる為か、たぬきちは嬉しそうだ。
そして、冒険者の最後の1人
キャンディがやってきた。
くま族だけあって身体は大きいけれど、紫色の毛並みがとても丁寧にお手入れされていて
話し方からも、彼女の育ちの良さを感じた。
冒険者とは、聞いていたけれど。
とてもそのようには見えず、まるで島へ
バカンスにでも来ている感じがした。
冒険者の皆が無事に島へ到着したと聞いたから、私は三人を自宅へ呼んで食事を振る舞うことにした。
彼らに、冒険者になって何をしたいのかと聞いたら。
ロデオは「ドラゴンをやっつけて、その肉を腹いっぱい食べたい」
と言い。
グルミンは「金銀財宝をたくさん見つけて、オシャレしたい」
と言う
そして、キャンディはその二人の話を
ウンウンと頷きながら。
「冒険者って、すべて夢がなうよね。ペロ」
て言っているのだ。
若者たちの考えてなのか、とても現実的な考えには思えなく、
ためしに
「薬草の採取やゴミ掃除」はと聞いてみたら
「ダサ~w」と三人に笑わてしまった。
面白そうなので
「ドラゴンをやっつける為にどうするの?」
って聞いてみたら。
「殴る」
「石をぶつける」
「蹴る」
って返事が返ってきたので。
調子にのった私は試しに
「もしドラゴンが飛んでたら、どうするの?」
って聞いてみたら。
「お、そうか!弓矢がいるな」
「そうね。買いに行きましょ。」
「うんうん。ペロ」
て三人はたぬきち商店へ買いに行く話を初めた。
弓矢を使った事があるのかを聞いてみたら、もちろん
「ある訳無いじゃん」
て返ってきたよ。
まぁそもそも、ドラゴンなんてこの世界にいるのか?
話にも聞いた事がなければ、私はいまだに見た事が無いのに。
「ドラゴンが見つかると良いね。」
そう言って私は彼らと分かれた。
三人が帰った後、私はどっと疲れた。
あつ森(グルミン)
次の日も新しい島民が引っ越してきた。
とても可愛い家が建っている。
「トントン」
私がドアを叩くと中からとてもかわいい声が聞こえた。
掃除をしながら歌を歌っているのだ。
少女はグルミンという。
澄んだ湖のような水色の毛並みをしていて、真ん丸な目がとても特徴的だ。
話を聞くと
「チョーかわいい部屋にする、キュン」と胸をはって教えてくれた。
彼女は、三人姉妹の長女らしく。
元気ある声で、色々と教えてくれた。
とても、しっかりとした少女だと感じた。
掃除の邪魔をしないように、私は早々と部屋を出た。
広場へ行くと、ロデオが掃除をしてくれていた。
彼は料理が苦手らしい。
考えてみると、島には食べ物屋もなければコンビニとかもない。
これから、島民を増やすことを考えると早めに食堂を開きたい。
コーヒーを一杯飲むことの出来る、喫茶店でも良いなぁ。
そう考えて、たぬきちに相談してみた。
募集はしてくれるらしいが、見つかるかどうかは分からないらしい。
とりあえずは、私が彼らを食事に誘おうと思う。
たいしたのは作れないけれど、
島産の塩と川か海で採れる魚があれば何か出来るだろう。
そう思い、海へ向かうと、あみをもったスバルをみつけた。
彼は、ずーとずーと貝を見つめている。
何をしているのかを聞いてみたら
どうやら動く貝があるらしいのだ。
私は見たことが無いけれど、動く貝とは珍しい。
しかし、どんなに貝を見つめてても、あみで叩いてても。
貝はまったく動くようすは無かった。
引き続き彼には調査を依頼しておこう。
スバルは博物館のフータととても楽しそうに毎日、話している。
島の生き物もますます、博物館に充実していって今後がとても楽しみだ。
スバルを博物館の助手にしたのは、間違いなかったと、私は確信した。
あつ森(パニーとロデオ)
「ぎょえぇ~!」
家から出た私は叫んだ。
家の前に大量のサソリがぁぁぁぁ
それらが、まるで歌を歌うように全員がガサゴソ!ガサゴソ!と動いているのだ。
なんでも
昨夜も、黒服りゅうが頑張ってくれたのだ。
全部私にくれると言う。
カゴに入っているから、刺されることはないが。
まさに
ありがた迷惑と言うのはこういう時に使うのだと震えながら私は思った。
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気を取り直して広場へ行くと、今日もきぬよさんが、行商をしていた。
顧客の確保の為に頑張っているのだと言う。
仕立て屋の開店の為に私も、少しばかり服を買って協力した。
そして、パニエルさんが島に遊びに来てくれた。
彼は頭には赤いバンダナを巻き、丸い眼鏡をかけている。
イヌ族にも見えるが・・・
個性的な髪型をした人族にも見える。
彼は近くの島に住んでいて、理想のコミューンの為に、私の島を見に来てくれたと言う。
飛行場からパニーの島へ遊びに行けると言うので
「仕事が落ち着いたら伺う。」と約束を取り付けその場を後にした。
さて、いつものように島を見て回っていると昨日売り出した土地に新しい住宅が建設されていた。
たぬきち商会にはどのような素晴らしい建築家がいるのか、いつの事ながら仕事の速さには驚きだ。
家を訪ねると、彼はダンボールの部屋の中を一生懸命に掃除していた。
真っ赤な目が特徴で頭には角が生えている。
体つきもしっかりしていて、とても強そうだ。
彼の名前はロデオという。
学生らしく、赤いがくしの服を着ていた。
後から来る事になっている、二人に誘われてこの島に来たのだという。
二人の名前はグルミンとキャンディと言うそうだ。
彼女たちは、クマ族でグルミンの方がちょっと小さいとロデオは鼻の下を伸ばしながら教えてくれた。
そしてロデオは
一人暮らしも初めてで、親の監視から開放されたと言って、常にウキウキしていた。
楽しそうで何よりだ。
そう思い私は彼の部屋を後にした。
あつ森(橋の完成と黒服の男)
朝起きたらすでに橋が出来上がっていた。
昨日、場所を決めたばかりなのに早いものだ。
いったい、何人で建ててくれているのだろうか。
これで、少し島の行き来がしやすくなったと思う。
そして、言葉通りにきぬよさんが、島へ遊びにきてくれた。
役所の前に店を開いていたので、彼女からオシャレな眼鏡を買った。
眼鏡を装着したら、力がみなぎってきたから
今日は仕事がたくさん捗りそうだ。
たぬきちからの依頼を受ける時は、制服にこの眼鏡をかけようと思う。
今日のたぬきちからの依頼は。
三名の住居場所を決める事と
引越し予定(三人)の、使用家具の作成だ。
私はさっそく、住居場所を決める事にした。
引っ越し予定の3名は冒険者らしい。
なお
この島に永住するのかは不明だし、名前も分からない。
たまたま
たぬきちが出した、この島の募集案内を見て興味を持ってくれたらしい。
そして、
今回、我が島(ばるこ島)を拠点に冒険するために、たぬきちの紹介でここへ来る事になったのだという。
我が島は未だ、手付かずの場所も多く
生息している生植物も不明だが その調査も兼ねて来てくれるらしい。
少しでも、彼らがこの島で過ごしやすいように、私はさっそく彼らが住む予定地を決める事にした。
まず、役所から新しく作った橋までを木を引っこ抜いて道を繋げた。
そして、その道沿いに3軒を並べて建てることにした。
役所からも近く、橋を渡って向こう岸へ行けるので、島を探索してもらうには良い場所だと思う。
場所を決めて、彼らの使用する家具を作成して揃えると、すでに夕方になっていた。
たぬきちへ家の設置の報告へいくと、すでに入居者は決定されていて、
敷地に戻ると、ご成約の紙がはられていた。
彼らは、
明日以降に引っ越して来るという。
1人づつくるのか、3人がまとめて来るのかは分からないけれど、とっても楽しみだ。
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さらに
昨夜は、新しい住民が増えた。
全身、真っ黒の男だ。
名前はりゅうと言う。
真夜中にやってきた彼は、島中を走り回ったのか。
私が初日から悩まされていたガサガサの音の正体を判明させた。
犯人はサソリだ。
刺されると、気を失うらしい。
気をつけなければ・・・。
もちろん、サソリが家に入ってくる事は無いけれど、戸締りをして今日は早く寝ようと思う。
あつ森(博物館とお店)
ついに、入館料が無料の博物館と
つぶきち兄弟のお店がオープンした。
お店は小さいながら、雑貨から家具まで 暮らしに役立つ商品を日替わりで 取り揃えているそうだ。
これで、既製品の家具が手に入りやすくなるだろう。
そう思いながら、お店を訪ねると新しい住人がいた。
つぶきち達はたぬき商店の社員らしく、しっかりと営業をしていた。
その一生懸命な営業を聞いた、きぬよさんは
島への移住を考えてくれる事になった。
衣類の、仕入れルートが確保されたら
ますます島が発展するのだと思うと、私はわくわくした気持ちで、新しく出来た
たぬき商店を後にした。
つづいて、博物館へ向かった。
博物館はとても広く空調設備も整っている。
いったいいくらつぎ込んだのだろう。
建物の規模をみると、フータのこの博物館への意気込みが伺いしれる。
フータは、私が訪問すと この博物館への思いを語ってくれた。
話が長い・・・
私はそうそうに立ち去った。
博物館は、全面的にフータに任せておけば問題が無いだろう。
今日も
中央広場のテントでは、相変わらずたぬきちが忙しなく働いている。
いつみても、テントで営業しているし
いったい彼はいつ寝ているのだろう。
たぬきちは新たな住民を募集してくれていた。
しかもいっきに三名だ。
今回は、建売にするらしく彼らと交渉をしてくれている。
まったくもって、頼もしい。
営業は、彼に任せて
私は、資金の調達を頑張ろうと心に誓った。