あつ森(橋の完成と黒服の男)
朝起きたらすでに橋が出来上がっていた。
昨日、場所を決めたばかりなのに早いものだ。
いったい、何人で建ててくれているのだろうか。
これで、少し島の行き来がしやすくなったと思う。
そして、言葉通りにきぬよさんが、島へ遊びにきてくれた。
役所の前に店を開いていたので、彼女からオシャレな眼鏡を買った。
眼鏡を装着したら、力がみなぎってきたから
今日は仕事がたくさん捗りそうだ。
たぬきちからの依頼を受ける時は、制服にこの眼鏡をかけようと思う。
今日のたぬきちからの依頼は。
三名の住居場所を決める事と
引越し予定(三人)の、使用家具の作成だ。
私はさっそく、住居場所を決める事にした。
引っ越し予定の3名は冒険者らしい。
なお
この島に永住するのかは不明だし、名前も分からない。
たまたま
たぬきちが出した、この島の募集案内を見て興味を持ってくれたらしい。
そして、
今回、我が島(ばるこ島)を拠点に冒険するために、たぬきちの紹介でここへ来る事になったのだという。
我が島は未だ、手付かずの場所も多く
生息している生植物も不明だが その調査も兼ねて来てくれるらしい。
少しでも、彼らがこの島で過ごしやすいように、私はさっそく彼らが住む予定地を決める事にした。
まず、役所から新しく作った橋までを木を引っこ抜いて道を繋げた。
そして、その道沿いに3軒を並べて建てることにした。
役所からも近く、橋を渡って向こう岸へ行けるので、島を探索してもらうには良い場所だと思う。
場所を決めて、彼らの使用する家具を作成して揃えると、すでに夕方になっていた。
たぬきちへ家の設置の報告へいくと、すでに入居者は決定されていて、
敷地に戻ると、ご成約の紙がはられていた。
彼らは、
明日以降に引っ越して来るという。
1人づつくるのか、3人がまとめて来るのかは分からないけれど、とっても楽しみだ。
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さらに
昨夜は、新しい住民が増えた。
全身、真っ黒の男だ。
名前はりゅうと言う。
真夜中にやってきた彼は、島中を走り回ったのか。
私が初日から悩まされていたガサガサの音の正体を判明させた。
犯人はサソリだ。
刺されると、気を失うらしい。
気をつけなければ・・・。
もちろん、サソリが家に入ってくる事は無いけれど、戸締りをして今日は早く寝ようと思う。