あつ森(ウリ)

「カブ~カブ~」

 

朝起きると外から元気な声が聞こえてきた。


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「あ、いらっしゃい!」

私が話かけると、びっくりしたように挨拶をしてくれた。

 

彼女はイノシシの少女で頭に大量のカブを乗せ島中でカブを売り歩いている。

 

今日は一カブが110ベルとお高めだったけど、彼女の健気に頑張っている姿に負け、私は10カブ購入した。

 

最近は、天気の影響なのか野菜がすべて高くなっている。

カブもその為に高いのかも知れない。

私が、カブを買い終わると。

「カブ   カブ   あ~がれ~

あ~がると   エエねぇ~」

と歌いながらさっていった。

 

 

「さてと」

彼女が立ち去った後、私はかぼちゃを見るために畑に歩いていった。

 

畑には立派なかぼちゃがたくさんなっていた。

 

天気の影響を受けずに、豊作だ。

私はスバルの手を借りて、かぼちゃをすべて刈り取った。

 

今日は、かぼちゃのシチューを作ろうと思う。

 

スバルは、刈り取ったかぼちゃを使って、DIYを始めた。

何を作っているのか分からないけれど、後の楽しみにしておこう。


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そういえば、

島の見回りをしているけど、今日はロデオを見ていない。

私は心配になって、家を訪ねると彼は風邪を引いていた。

 

彼は良い所のおぼっちゃまらしく、新しい環境で風邪を引いていたのだろう。

 

親の監視から外れた反動か、真夜中まで騒いでいたからだと思う。

同情の余地はない。

 

それに

体調が悪かったらベッドで寝れば良いのに!

 

部屋中を歩き回って

「頭がクラクラして、目が回っちゃうんだぁ~」

「うぅ・・・体がブルブルふるえちゃうんだぁ~」

と鬱陶しいほど訴えてきた。f:id:arekoso:20201004120330j:image

 

しばらくは、そのままにしておこう。

 

風邪をひいたら、少しは親の有難みが分かるかもしれない。

ロデオ少年にはたくましく生きて欲しいものだ。

 

私は「はやくベッドで寝なよ!」と伝えてその場をさった。

 

 

私が、薬を与えずに放置したロデオだが、その後にきたスバルに薬をもらい現在は回復に向かっている。

良かった良かった。