あつ森(キャビア)
カエル少年の仲間が別の島で迷子になっているらしい。
たぬきちから、情報を得た私はすぐに飛行機に飛び乗った。
迷子の名前はキャビアと言う。
文字が読めないため、この島へ来る予定だったのに違う島へ行ってしまったのだと言う。
私が飛行機に乗り、島へ到着すると、真っ黒のネコが居た。
最初に会った時は、少年だと思ったことは秘密だ。
彼女もまた、カエル少年と同じ島の出身だ。
我が島での出会いや、生活に期待をして、来てくれるのだという。
話を聞いてみたけれど、カエル少年と同じであまりに良い生活をしていたとは、思えなかった。
服も一着しか持ってないのだと言う。
そう言った彼女は
まだまだ、暖かいのにセーターを着ていた。
彼女は以前の島では貝殻を拾って生活をしていたらしい。
島で貝殻を拾っても良いかと聞かれたので、もちろん可能だと伝えた。
貝殻なんて、黙って拾っていく人が多い中
わざわざ確認をするなんて、とても真面目な少女だな。と私は思った。
彼女が、少しでも良い生活を送れるように
貝殻が集まったら私が買取をする事を伝えた。
貝の加工レシピがあるという情報を手に入れたので、近いうちにレシピを探しに行こうと思う。